お知らせ

環境対策型舶用エンジンHITACHI-MAN B&W 7S60ME-C10.5-GI-HPSCRの陸上公試運転実施

 日立造船マリンエンジン株式会社(以下、HZME)は、このほど本社兼工場にて、NOxおよびCO2排出量を大幅に削減可能な環境対策型舶用エンジンHITACHI-MAN B&W 7S60ME-C10.5-GI-HPSCR(ケープサイズバルカー向け)(以下、本エンジン)の陸上公試運転を実施しました。
 本エンジンは、CO2排出量が少ないLNGを燃料として運転することができ、従来の重油専焼エンジンと比較して、LNG燃料で航海中はCO2排出量を1日当たり約30トン削減することが可能です。
 また、第二世代型舶用SCRシステム(Hitz HP-SCR Mk-Ⅱ)と組み合わせて運転を行い、脱硝性能を確認できました。
 更に、舶用エンジンの製造工程からCO2を削減する取り組みとして、本エンジンの試験の一部はカーボンオフセットLNGを用いて行いました。

 なお、HZMEの舶用エンジン事業における燃料消費量等の不適切行為に関して、社内調査及び特別調査委員会による調査が継続しておりますが、上記の陸上公試運転は、関係機関による是正措置の確認及び試験への立ち会いを行っていただいた上で、適切に実施したものです。

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